街路の「快適性」を測る指標の一つとして,「どれ程空が見えるか」の評価が考えられます.
具体的には,
- 街路上のある地点から全方向(十分な角度分割)に直線を放射する.
- 街路上の任意地点の「開放性」を,
障害物(建築物や樹木など) / 全方向に放射した直線の本数
で評価する.
このシンプルな計算を街路全体で行えば,街路の「開放性」の分布がわかります.
この指標は,計画中の建築が周辺街路にどのような影響を与えるかなどの評価に使え,建築計画の実用に資する評価となるでしょう.
(建築基準法における道路斜線を緩和するための「天空率」と似た考え方です.)